ポイント⑥ 営業マンを見分ける
『営業マンは「売るプロ」であることを忘れてはいけない。』
『私にお任せください!』
今日も、きっとどこかで言われている言葉です。しかし、本当にその営業マンに全てを任せて大丈夫ですか?
家づくりというのは、えてして口約束が少なくありません。担当営業マンがいなくなったとたん、約束はどこかに消えてしまいます。
実は、広域展開をしているハウスメーカーの営業マンは、平均三年で転勤になります。なぜ転勤するのでしょうか?それはクレーム処理を抱えきれなくなることが原因の一つと言われています。対応しきれなくなったお客様を切り捨ててしまうのです。挨拶はがき一枚で。
そこへいくと、地域に根を下ろした地場工務店、地域ビルダーは、社長はもちろん、社員もほとんどが地元の人間です。転勤もありません。
アンケートによると、家を買う決め手になった一番の理由が、『担当営業マンが信用できる人だったから』だそうです。
しかし、少し考えてみてください。
ハウスメーカーの営業マンは、その道のプロです。
初めて家を建てようとする人を手玉にとることなど朝飯前です。年中その繰り返しなのですし、定期的な社員研修では厳しい訓練を受け、ああ言われたらこう言え、これを指摘されたらあれを出せ、といった応酬話法についてのものすごく立派なマニュアルも存在します。
つまり、あなたの考えていることぐらい全てお見通しです。
逆に、もしあなたが営業マンより知識があり、質問攻めにしたらどうなると思いますか?営業マンはあなたを面倒くさがり『よそで建ててください!』と、すっぱり切られてしまうことでしょう。
はっきり言ってしまうと、ハウスメーカーは、面倒くさいお客を嫌い、相手にしたくないのです。もちろんあなたは、ただ納得のいくようにいろいろ質問しているだけなのに・・・。
それに引き換え地場工務店には洗練された営業マンはいません。しかし、もしあなたがハウスメーカーの営業に疲れたら、一度地場工務店に出かけてみてください。きっと新しい発見がそこにありますから。
地場工務店は地域に根ざしていますから、逃げも隠れもできません。それがどういうことなのか、ご自信の目で確かめてみてください。