ポイント⑦ 地域ビルダーを見分ける
『本物の「地域密着ビルダー」を探そう!』
今、地域ビルダーや地場工務店が見直されています。最近の雑誌などには、『優良工務店をどうやって探すか?』 『良い工務店・悪い工務店の見分け方』などの記事が増えています。
なぜ、地場工務店が見直されているのでしょうか。
それは、大手ハウスメーカーの考える家づくりと、家を建てようと思う人たちの考えに、大きなギャップが出来てきているからです。
大手ハウスメーカーの家は非常に高額です。
何度も言うように、そもそもハウスメーカーは多大な経費をかけているため建築費を安くすることができません。そのため営業マンは、時間や労力がかかり利益が薄くなる難しい客と、お金の無い客は相手にできないのです。
そこへいくと、地場工務店はどんなお客さんでも大切にします。至れり尽くせりとまではいきませんが、きちんと相談に乗ってくれます。
しかし、営業の訓練や接客方法など勉強したことも無く、垢抜けない所が多々あります。ハウスメーカーの営業マンと比べたら、かなり劣るように感じるかもしれません。しかし、人間ですからいい所もたくさんあります。
建物は長くそこに存在していくものです。見た目や一時的な対応だけで判断せず、その会社と一生付き合っていけるかどうかを見極めることこそが、本当に大切なことなのです。
『「地域密着工務店」と「ただそこにいるだけの工務店」の違い。』
努力に努力を重ねた地場工務店だけが、『安くて本当にいい家』を建てられます。
『ローコスト住宅』と言う言葉を耳にされたことがあるでしょう。一昔前までは、『安かろう悪かろう』と悪いうわさが多かったように思います。しかし現在は、高品質・適正価格の家を、『ローコスト住宅』と呼ぶようになりました。
『いい家は高くて当たり前』という工務店があります。本当にそうなのでしょうか?その情報の発信源がどこなのか観察してみてください。『いい家は高い』と言っているのは、高い家をつくっている人達だけなのです。そして、『安かろう悪かろう』と騒いでいるのも又、その同じ人達だけなのです。
何の努力もせずに、家は高いとあきらめている、開き直っている工務店が、本当にお客様、地域のことを考えているとは到底私には思えません。家をつくるシステムを合理化すれば、同じ仕様の建物でも、30%は安くできることが、実は立証されているのですから・・・。