手付金を売買代金の一部に充当

気に入った物件がみつかり、いざご契約となった時に手付金のお話がでてきます。
支払った手付金はいったいどうなってしまうのでしょうか？戻ってくるのでしょうか？

手付金とは、土地や建物など不動産売買契約の際に買主が売主に渡すお金となります。
手付金を支払う事により、買主も売主も簡単に契約を辞める（解約する）事ができなくなります。
そして、『手付金は売買代金の一部に充当する』と不動産売買契約書に記載されております。

例えば、売買代金が３０００万円の戸建住宅の購入決め、いよいよ契約しようとします。
そこで、ご契約時に手付金として１００万円を支払う事となりました。
手付金は売買代金の一部に充当すると契約書に記載されていますので、残代金は２９００万円のお支払となります。

売買価格（３０００万円）－手付金１００万円（ご契約時）＝残代金２９００万円（お引渡時）となります。

マイホームのご購入に際しては、住宅ローンをご利用される方が殆どだと思います。
売買代金全額を住宅ローンで借りるのですが、支払った手付金は戻ってくるのでしょうか？
売買代金が３０００万円ですので、住宅ローンを３０００万円借ります。
ご契約時に手付金として１００万円を支払っています。

①売買価格（３０００万円）－手付金１００万円（ご契約時）＝残代金２９００万円（お引渡時）となります。
②住宅ローンのお借入が３０００万円となりますので、お引渡時に口座に３０００万円が入金されます。
③口座から、残代金２９００万円を支払います。
④残代金を支払ったあと、口座に１００万円が残ります。

このように、住宅ローンで売買代金全額をお借入するとお引渡時、口座に手付金と同額が残るようになります。
手付金が戻って来たとはちょっと違うかもしれませんが、支払った手付金と同額が手元に残りますのでご安心ください。

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